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前回床をリフォームする時に6種類の床材を紹介しました。

今回はその一歩手前の重要なポイントを説明します。

床の状態は把握できている?

『歩くとなんだか床がフワフワする・・・。
これは床が傷んできたってことかな。築25年だし仕方ないかな。
でもあまり歩かない所はまだ大丈夫そうだし・・・。どういうこと?』

上記のように感じたことがある方はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
床の表面上を見た感じは皆さんあれこれ思うことが出てくることでしょう。

でも床の下はどうでしょう?どんな風に作られているかご存じですか?
分からないから今どうなっているか判断が困難ですよね。

『床を切ってみればいいんじゃない?』

その通りです。最終結論は目視するのが一番なのです。
でもどこをどうしたらいいのか解体する前にある程度把握するのが
ポイントとなってきます。



床の傷みの原因!

合板フローリングの老朽化【経年劣化】

これは最も多い事例ですね。

合板フローリングは年数が経過すると接着している板が剥がれてきます。

最初は新しいのできちんと接着してあり、12ミリの厚みを維持しています。
しかし剥がれる事で4ミリの板が3枚という状態になってしまいます。
薄い板を何枚か重ねてその上に乗るとどうでしょう。
フワフワした感じになると想像できませんか?

この状態が一番多く見られる症状です。

でもしっかりしたところもありますよね。

それはズバリよく通る場所というのは痛みが早い。
毎日何回も往復するわけですからそこに荷重がかかり
より劣化が加速していくからというわけです。

経年劣化は防げない為リフォーム等が必要となるわけです。

合板フローリングの湿気による劣化

合板フローリングにはもう一つ欠点があります。

それは湿気に弱い事です。長時間水に濡れた状態が続くと
膨張して腐食の原因になります。

床下には多少なり湿気があります。
今の住宅の基礎はベタ基礎施工が主流です。
全面コンクリ打ちなので湿気は少ないと言われています。

ところが昔は独立基礎という工法でコンクリではなく土が使われていました。
そのため湿気が多かったと考えられます。

合板フローリングには湿気を適度に吸収して放出する呼吸がないため
こういう状況になってしまいます。

その結果床に悪影響を与えてしまうわけです。

経年劣化よりもボロボロになって床の解体作業も能率があがらずに
手間暇がかかってしまいます。これは幾度もこの作業を経験してきたため
いえる事です。

シロアリによる食害

フローリングの下には根太55㎜*45㎜、その下に大引き90㎜*90㎜の
材料が使われています。(在来工法の場合)

その材は床の強度をつかさどる大事な部分になります。

それをシロアリに食べられてしまうと致命的です。

この症状は最悪の事態と想定して提案させてもらう案件です。
床下点検口等をのぞかせてもらうとそういう雰囲気の場合もあります。

新しい時にシロアリ駆除をしてもらっても
年数が立つと効果は薄れてきます。それを気付かずに放置すると
周りの部分から徐々にたべられてしまい
強度を失うことになるのです。

まとめ

いかがでしたか?フワフワするといっても症状が色々ありました。
経年劣化・湿気による老朽化・シロアリによる食害と様々です。
気になるリフォーム価格はこの症状によってガラリと変わってしまいます。

その為現場でよく状況を確認して過去の事例と比較しながら
細かく説明させて頂く必要があります。

選択肢を増やすことで想定外を極力へらすように心がけています。

立地条件や部屋の場所によって様々ですが
被害が大きくなる前にまず相談等をお勧めします。

小規模から大規模まで新築・リフォームを手掛けております創業40年以上の実績を持つ
松阪市の井村建築までご連絡ください。

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